ものをつくること つくり手の意識



芸大に入ったばかりの頃、
大学内にある、ほったらかしにされた作品や、
ぐしゃぐしゃになった和紙、
ゴミ箱に捨ててある素材…などを見て、
複雑な気持ちになったのを覚えています。

わたしはここで、何をうみだそうとしているのかな?
…同じように不要となるものを増やすのかな?


いい作品ってなんだろー?!
創造するってなんだろー??!


望んで入った大学で、
いきなり自問自答だらけになりました。



そんな時、
こんな言葉に出会いました。




自然が このように
美しいものを用意しているのだから、
わたしは飾りもののような
不要なものはつくりたくない。
自然への畏敬の念を込めて、
環境を汚さない、
土に還る素材で、
自分に必要不可欠なものをつくりたい”





デザイナーの
故ヨーガンレールさんの言葉です。


今でこそ、同じようなコンセプトを発信している方も多くいますが、それを何十年もやり続けているブランドは余りないように思います。


ものだけでなく、情報も生き方も
あふれかえった社会が生きづらく、
住みにくくなって移住する方も今は増えているけれど…

変わる必要があるのは、


人の“意識”


どこに住んでいても、
自然への畏敬の念を持って生きている方は、
不要なものを生み出さず、
本当に必要なものを、
循環できるものつくりや、生き方をされています。


今、ものつくりをされている方は、
つくりだす時間と同じくらい
何を自分がうみだそうとしているのか?
自問自答しながら、
この世界にものをうみだしてほしいな…
と願います☺︎


f:id:lilyhorse:20170513092309j:image



故ヨーガンレールさんの遺作となったランプの作品は、
海のゴミを拾ってつくられていました。

“…ただ美しいだけのオブジェではなく、
もう一度、人の役にたつ実用的なものにかえましょう。”


そんな思いでつくられた、
この作品展に足を運び、
意識が変わったという方は大勢いたと思います。
わたしもその一人^_^



人、
一人の意識のあり方で、
周りの人や、
社会や環境にまで影響を及ぼすという事実を…
もっともっとみんなが気づいたら、
自分という存在を、
今とは違う視点でみることができるんじゃないかなー
と、、
そんなことを改めて思いました。




studiolily